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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【キャリア教育2】#キャリア教育 #あきたUD #日本授業UD学会あきた支部 #ユニバーサルデザイン #バリアフリー #特別支援教育 #SDGs #0630


櫻田武です。


前回に引き続き、今日お伝えするのは、「キャリア」についての一つの考え方です。 2 キャリア形成のポイントです。

興味深い研究があります。

スタンフォード大学の教育学・心理学の教授である、ジョン・クランボルツ氏が実施した調査です。

氏は、米国のビジネスマン数百人を対象に調査を行い、結果的に成功した人たちのキャリア形成のきっかけが、80%が「偶然」であるということを明らかにしました。

80%のキャリア形成が偶然。

興味深いですよね。

氏はこのようなキャリア形成の考え方を、「計画された偶発性」と言っています。

私もまさか、特別支援教育の専門家として仕事をするとは思ってもいませんでした。


ただただ、特別支援教育が面白くて、教職10年目から学び続けてきただけです。

それが結果的に、現在の自分のキャリアの礎を築くものになっています。

まさに、「計画された偶発性」です。

ちなみにクランボルツ氏は、計画された偶発性を実践するために必要な行動指針として、次の5つを掲げています。


1)好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること

2)持続性:失敗に屈せず、努力し続けること

3)楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること

4)柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること

5)冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

とのことです。

一言でまとめると、「好奇心をもってチャレンジをし続ける」ということが計画された偶

発性を引き起こすポイントと言えます。

しかし、日本人というのは、世界的に見ても知的好奇心がとても低い国であるようです。

OECDが2012年に実施した国際成人力調査(PIAAC)という学力調査では、「知的好奇心」の分野では韓国に次いでワースト2位でした。

日本人というのは、「知的好奇心をもつのが苦手な民族」であると言えるのです。

だからこそ、興味をもった分野に挑戦し続けるだけで、その他多くの人と差別化できるということも言えます。

この点で、ASDタイプのこだわりは、挑戦し続ける意識もなく継続して取り組めるので、有利だと言えます。

それでは、また。

今日もありがとうございました。


<櫻田オススメの本>




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