櫻田武です。
近藤武夫先生(東京大学先端科学技術センター)が、LD学会の会報に次のように書かれていました。
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「障害のある児童生徒にとってアクセス可能(accessible)かどうか」という視点で、教室をぐるっと見回してください。
教材はどうでしょうか。
宿題はどうでしょうか。
試験は、指導の方法はどうでしょうか。
アクセシビリティの確保は、ニーズのある子どもがやってきたときに、実際にアクセシブルな環境へと変更・調整できるなら、個々の児童生徒への合理的配慮になります。
最初からアクセシビリティが確保されていて、誰もが利用できるように整備されていれば、基礎的環境整備やUDLを一歩進めるものになります。
インクルーシブ教育システムを推進するための大切な考え方として、「アクセシビリティ」という物事の見方を意識していただければ幸いです。
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実は、2017年、2018年、2019年と「心のバリアフリー」事業に携わってきて、この「アクセシビリティ」というのが、これからの特別支援教育のキーワードだなと思っていたところでした。
ユニバーサルデザインの先にあるものが、アクセシブルデザインという感じで。
そこで、大仙市の教育研究集会における、心のバリアフリー事業の発表の最後には、次のような言葉で締めくくりました。
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大仙市教育委員会は「心のバリアフリー」を推進しています。
D: Diversity
A :Accessible
I :Impossible → Possible
S :Special
E :Educational
N :Needs
「多様性を認め、誰もがアクセス可能で、不可能を可能にするような、特別支援教育を推進している」大仙市です。
Towards Barrier Free Thinking
もっと 心のバリアフリーを!
今日もありがとうございました。
それでは、また。
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