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執筆者の写真Takeshi Sakurada

【自閉症教育分野における課題】#自閉症 #バリアフリー #ユニバーサルデザイン #0321


櫻田武です。


自閉症は、社会的相互交渉の障害、コミュニケーションの障害、興味や関心が狭く特定の者に固執することを特徴とする、中枢神経系の機能障害や機能不全が原因の発達障害です。

自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する児童生徒数と通級による指導(自閉症)を受けている児童生徒数は、年々増加しています。

自閉症のある子供には、知的障害教育の内容や方法だけでは適切な指導がなされないこと、また、知的障害と自閉症の違いを考慮して、自閉症の特性に応じた対応の必要性が示されました。

「21世紀の特殊教育の在り方について:一人一人のニーズに応じた特別な支援の在り方について(最終報告)」(21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議、平成13年)

通常の学級のように多人数が在籍する学級では、自閉症のある子供は社会性やコミュニケーションの障害といった中核的な障害特性により行動面や注意の問題が生じやすく、そのことが結果として彼らの学業成績に影響を及ぼすとされています。

また、独特な認知・学習様式によって、元来の知的能力が発揮されにくいことも報告されています。

したがって、自閉症のある子供への指導においては、教師が自閉症の障害特性とともに彼らの独特な認知・学習様式を理解し、学習能力の多様性を踏まえながら個々の強みと弱みを的確に把握して指導することが重要となります。

それに加えて、学齢期以降の発達を支える基盤には、早期からの指導・支援が重要な意味をもちます。


自閉症のある子供には、早期から特性を理解し必要な社会的学習が可能な環境を整えるなどして適切な指導を行うことにより、社会性やコミュニケーション能力、言語能力、知的能力において改善が認められ、予後を良好に導くとも言われています。

したがって、幼児期段階での教育と学齢期以降の教育のつながりを踏まえた指導・支援も求められます。

新学習指導要領のキーワード、「資質・能力の育成」「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」を実現するには、避けては通れないのが自閉症への理解です。

常にアンテナを高くしておく必要がありますね。

それでは、また。

今日もありがとうございました。



*行動分析については、この本が面白かったです。

「メリットの法則」


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